【X68030/X68030HD(共にCompactを除く)用】 内蔵用SCSI-SSD(変換番長(内蔵用)/SCSI2SD(V5.1))接続用 ケーブル/マウンタセット 動作確認済

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商品情報

【X68030/X68030HD(共にCompactを除く)用】 内蔵用SCSI-SSD(変換番長(内蔵用)/SCSI2SD(V5.1))接続用 ケーブル/マウンタセット 動作確認済商品説明多数の出品ページの中から本ページにアクセスいただき、ありがとうございます。
情報量が多いので、「知りたい情報が見つからない。」とおっしゃる方は、画面右の出品者情報中の【出品者へ質問】からお気軽にお問い合わせください。ただし、内容によっては回答をお断りする場合があります。

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目次
***** 商品説明 *****
1.商品概要
2.製作背景
3.商品特徴
4.商品詳細
***** 注意事項 *****
1.入札者様にご理解いただきたい心構え
2.出品物の範囲
3.X68030の3.5インチモデルには使用
4.X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)における、本出品物の適用のための前提条件
5.出来栄え・加工精度
6.本体アクセスランプ(HD BUSY)の利用
7.現状のX68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)に対するご理解
8.初期不良対応
9.写真と出品物との相違
10.入札者様において不明点がある場合
11.追加の入札制限基準
12.手続期限及びこれが順守されなかった場合の措置
***** 発送詳細 *****
発送詳細

1.商品概要
X68030の5インチモデルであるX68030(CZ-500C)又はX68030HD(CZ-510C)をご使用の皆様へ

X68030(CZ-500C)に内蔵用ハードディスクを接続したいとお考えの方!
X68030(CZ-500C)に以前内蔵用ハードディスクを接続したが、その内蔵用ハードディスクは現在壊れており交換したいとお考えの方!
X68030HD(CZ-510C)の内蔵用ハードディスクが現在壊れており交換したいとお考えの方!
X68030HD(CZ-510C)をヤフオク等で入手したが、内蔵用ハードディスク・フラットケーブル(接続ケーブル)・マウンタ等が取り外されており、内蔵用ハードディスクを接続したいとお考えの方!
内蔵用ハードディスクではなく、
内蔵用SCSI(スカジー: Small Computer System Interface)-SSD(エスエスディー: Solid State Drive)をお使いになってはいかがでしょう!!!

本品は、内蔵用SCSI-SSDのうち3.5インチ(インターフェース部)/2.5インチ(フォームファクタ、いわゆる外ネジ)の初期のSCSI規格に準拠していると考えられる(取扱説明書に「SCSI-1準拠」等の明示的な記載はない(変換番長(注1)(内蔵用)(注2)の場合)が、端子配置・端子ピッチ・電源電圧等からそのように理解できる。ただし、コマンド等の一部非対応の可能性はある)製品のうち、変換番長(内蔵用)又はSCSI2SD(V5.1)(注3)をX68030(CZ-500C)/X68030HD (CZ-510C)に接続するためのケーブル・マウンタ(取付具)セットです。

本セットを使用いただくことで、変換番長(内蔵用)又はSCSI2SD
(V5.1)のいずれか1台を、X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)のいずれか1台の内部に設置・接続及び動作(X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)本体、SCSI-SSDのいずれも異常なき事)させることができます。
接続のために追加のSCSIケーブルや追加の電源(ACアダプタ)等は不要です。また、外付け用と比較してコンパクトに運用できます。もちろん、外部SCSI機器(MOドライブ、CD-R/RWドライブなど)との間でデータのやり取りを行うことも可能です(susie.xの導入が必要です。外部SCSI機器のID・ターミネータの設定も通常のSCSIシステムの流儀に従ってください。ただし、CD-R/RWには書き込み不能の仕様のようです)。

X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)内部のSCSIコネクタ(オス側)は、インチピッチではありません。
したがいまして、これに適合するメス側のコネクタ・フラットケーブル・ヘッダーピンもインチピッチではなく、一般のパーツ屋では入手困難となっております。
特に、フラットケーブルは1m単位の切り売りではなく、通常はリールでの取り寄せとなってしまうでしょう。
昨今の半導体・電子部品・素材/材料の供給逼迫、急激な円安(主要部品を海外調達のため)の進行、更にはSCSI-SSDの入手が困難となってきており、入手困難かつ割高なパーツを多少なりとも保有し続けることはリスクが大きく、方針変更により突然終了する可能性があります。
価値をお分かりいただける方の入札をお願い申し上げます。

(注1)
変換番長とは、クラシックPC研究会様のSCSI/SASI(サジー: Shugart Associates System Interface)-CF(コンパクトフラッシュ: Compact Flash)変換機のことです。基板上のコネクタに挿入されたCFカード等(別売)に対しデータのリード・ライトを行い、ハードディスクと同様の動作を行います。言い換えるとSCSI/SASIインターフェースを用いたSSDといえます。X68030(CZ-500C)/
X68030HD(CZ-510C)ではSCSIインターフェースを用いているため、SCSI-CF変換機として用います。詳細はクラシックPC研究会様のホームページをご覧ください。
(クラシックPC研究会様HP URL: https://classicpc.org/)
(変換番長PRO内蔵モデル紹介ページ URL: https://classicpc.org/変換番長PRO-v-3-2-2-6/)

(注2)
変換番長PRO内蔵モデル(現行モデル)と変換番長 Final Edition 内蔵タイプ(旧モデル)を総称して、以下単に変換番長(内蔵用)と呼ぶこととします。現在のクラシックPC研究会様のHP上では、変換番長PRO内蔵モデル・変換番長 Final Edition 内蔵タイプというような呼び方はされておりません。しかしながら、以前のHP上ではこのように呼ばれており、区別のためここではそれを踏襲することとします。変換番長PRO内蔵モデルはクラシックPC研究会様のHPから直接購入できるほか、ヤフオク等に出品されている場合があります(ete_jp様、gfedy53520様、wozwh64306様など)。
令和4(2022)年3月30日、クラシックPC研究会様のHP上において、変換番長PRO頒布終了が正式告知されました。今後は、流通在庫(店頭在庫など)のみになるものと思われます。

(注3)
SCSI2SD(V5.1)とは、codesrc社のSCSI hard drive emulator
(スカジーハードドライブをハード的に模擬するもの)です。変換番長と同様、基板上のコネクタに挿入されたSDカード等(別売、CFカードはコネクタが異なるため使用できません)に対しデータのリード・ライトを行い、実質的にSCSI-SSDとして動作します。
変換番長PRO内蔵モデルのようにはWindowsからカードリーダを操作してのデータのバックアップ・リストアはできません(独自データ形式のため)。また、codesrc社の所在地がオーストラリアのため発注から到着まで長期間(私の場合、発注日を含まず途中の土日を含み10日だった)かかります。さらに、決済手段としてPayPalが必須であること(codesrc社のHPから購入する場合)、及び、質問の際は英語でe-mailを送る必要があります。ただし、これらを受け入れられればローコスト・簡便に導入できます。
また、SCSI2SDにはV6という同期転送をサポートしている機種もあります。しかし、X68030/X68030HDに採用されているSPC(Scsi Protocol Controller)MB89352は同期転送をサポートしていないため、導入の際はV5.1で十分かと思います。
SCSI2SD(V5.1)はcodesrc社のHP(以下のcodesrc社HP中のBuy Now)からの他、inertial computing社のHP等からも直接購入できます(以下のSCSI2SD(V5.1)紹介ページ中、Contents(写真の下)の6 Purchaseの項目を参照。)
(codesrc社HP URL: http://www.codesrc.com/)
(SCSI2SD(V5.1)紹介ページ URL: http://www.codesrc.com/mediawiki/index.php?title=SCSI2SD)
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2.製作背景
X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)も発売(1993年)から四半世紀を経過し、SCSI規格のうち前記初期のSCSI規格(SCSI-1,SCSI-2(narrow)あたり)に準拠しているハードディスクの入手が極めて困難であることはご承知のことと思います。

このため、近年では前記初期のSCSI規格(具体的にはピン配置、電源電圧、コマンド、タイミング等)はそのままで、記憶部を従来の磁性体円板等からなる磁気式・機械式からNAND型フラッシュメモリ等からなる電子式のものに変更した製品が登場してきております。これがSSDで例えば前記の変換番長(内蔵用)やSCSI2SD(V5.1)等があります。SATA規格のものは、PC内のハードディスクを置き換えつつありますね。

本品は、以前に入手したX68030(CZ-500C)に変換番長(内蔵用)を接続するために、ネットで探しましたが見つからなかったので自主製作したものです。メーカー純正品の供給が遥か昔に途絶えた今、少しでも多くの方々にご利用いただけるとありがたく思います。さらに、変換番長(内蔵用)だけでなく、SCSI2SD(V5.1)も同様に接続(ただし、ファイルの扱い方など細かな相違はあります)できることを確認致しました。

OSやCコンパイラなどはフロッピーディスクにインストールしても一応使用はできます。しかしながら、なにぶんフロッピーディスクは容量が少ないため、1枚に全ての機能をインストールできない場合があります(Human68kのシステムディスクは1枚におさまっていますが)。

また、フロッピーディスクドライブはハードディスク(ドライブ)に比べ低速のため、OSを含むプログラムの起動・ファイル生成が遅く、イライラする場合もあります。

このため、普通は高速の補助記憶装置は必須かと思います。しかし、繰り返しになりますが、新品の前記初期のSCSI規格に対応したハードディスクの入手は極めて困難です。
入手可能なのは、使用され製造後長期間経過した品(たまに新古品)のため、軸受部のオイル切れによる固着の不安・心配が常に付きまといます。

今回を機に、そのような不安・心配におびえることなく、広大な空間(補助記憶領域)を手に入れませんか!!!
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3.商品特徴
(1)Human68kのシステムディスクの内容を全部変換番長PRO内蔵モデル(最新モデル(注4))・変換番長 Final Edition 内蔵タイプ・SCSI2SD(V5.1)にコピーし、これらからブートできることを動作確認済
変換番長PRO内蔵モデル及びSCSI2SD(V5.1)については、後記の取扱説明書にその手順が詳しく説明されています。
変換番長 Final Edition 内蔵タイプについては、固有の部分を除き、変換番長PRO内蔵モデルの説明を充当しています。
ただし、製作後のテストは変換番長PRO内蔵モデルについて、かつ、CZ-500C(定格、25MHz)でのみ行っております。後記の取扱説明書にその手順が詳しく説明されています。

(注4)
H30.11現在、「電流強化版」とマイナーチェンジされています。私が動作確認に使用している変換番長PRO内蔵モデルは「電流強化版」でない一つ前のモデルですので、厳密には最新モデルとは呼べないとも思えます。しかしながら、インターフェース部の仕様(ピン配置、電圧レベル、タイミング、コマンド等)は、基本的に以前から変更なしと考えられます(もしこれらに変更があれば程度によっては互換性を損なうこととなり、変換番長が接続される相手側を改造する必要が生じます)。したがって、「電流強化版」でない変換番長PRO内蔵モデルにて動作確認できれば、「電流強化版」の変換番長PRO内蔵モデルでも基本的に動作できるものと考えます。

(2)動作確認はX68030(CZ-500C)を使用して行っておりますが、前記の商品タイトルや商品説明に示しますように、本品はX68030HD(CZ-510C)にも使用可能

(3)本体アクセスランプ(HD BUSY)を利用可能
落札者様において、はんだ付け作業が必要です。注意事項6の説明も参照してください。なお、前記はんだ付け作業を行わなかったとしても本体アクセスランプ(HD BUSY)を利用できないだけであり、SCSI-SSDとしての機能は利用できます。前記はんだ付け作業を行った場合の起動時の動画を以下にアップロードしておりますので、ぜひご覧ください。
(変換番長PRO内蔵モデル(初期型)起動 URL: https://youtu.be/SjhqH9d7eWA)
(変換番長 Final Edition 内蔵タイプ起動 URL: https://youtu.be/vF0SQXc5HNU)
(SCSI2SD(V5.1)起動 URL: https://youtu.be/YTydQ80kp_Q)

(4)変換基板上でTERMPWR(ターミネータ電源)をX68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)側から変換番長(内蔵用)
/SCSI2SD(V5.1)側へ伝達するか否かを明示的に切替可能(JP1)
出荷時は、JP1=ON(伝達)としています。JP2はジャンパーの退避場所です。

(5)SCSI-SSDへの着脱が容易(ある程度の力が必要です)
純正ケーブル(写真でしか見たことがありません)と異なり、SCSI-SSDとフラットケーブルの接続は後記の変換基板を介して行うこととしています。変換基板の両端を両手の親指・人差し指及び中指で掴み強く力を加えることができるため、SCSI-SSDへの着脱を容易としています。併せて、純正ケーブルと異なり、SCSI-SSD側のフラットケーブルは全て同じ長さでコネクタに接続しています。これにより、フラットケーブル端への残留応力(引張による断線させようとする力)を極力軽減することで長寿命化を考慮しています。
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4.商品詳細(各1部、外観は添付写真にてご確認ください)
(1)変換基板(V4.0)
V3.0までは行っていなかった裏面Gndパターンへの貫通ビアを施しています。また、一部シルクの移動・変更を行っておりますが、信号配線は以前と同じです。
X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)の下部基板から後記のフラットケーブルを経た信号配列を、3.5インチSCSI-HDD用の信号配列(50ピン、2行25列)に変換します。本基板上には、前記3.(4)で示したターミネータ電源切替用のジャンパー(JP1及びJP2、通常はJP1のみ接続でよい)を設けてあります。さらに、X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)の下部基板からの本体アクセスランプ駆動入力(HDLED)をピンで出してあります(J1)(2.5インチSCSI-HDDのように信号配列に割り当てがなく、フラットケーブルで直接接続できないため)。

(2)フラットケーブル
X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)の下部基板、途中のSCSI基板、及び、前記の変換基板を接続します。
前記の変換基板と接続(はめ込み)した
(3)電源ケーブル
X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)本体の電源(SH4)から直流電圧(DC5V)を変換番長(内蔵用)/SCSI2SD(V5.1)に供給して動作できるようにします。

(4)本体アクセスランプ点灯用ケーブル
前記4.(1)に示した本体アクセスランプ駆動入力(HDLED)ピン(J1)と、変換番長(内蔵用)/SCSI2SD(V5.1)上に立てた後記の(6)本体アクセスランプ点灯信号出力ピンとを接続し、本体アクセスランプが点滅できるようにします。

(5)チップnチャネルMOSFET(IRLML2502)
変換番長PRO内蔵モデルでは、本体アクセスランプ点灯の論理がアクセス時にHレベルに変更されています。X68030(CZ-500C)
/X68030HD(CZ-510C)の本体アクセスランプは、アクセス時に前記HDLEDをLレベル(GND)に引き込むことで点灯しますので、nチャネルオープンドレイン出力とするために使用します(落札者様にてはんだ付け作業が必要です)。これにより、変換番長PRO内蔵モデルのアクセスランプが点灯時はX68030(CZ-500C)/X68030HD
(CZ-510C)本体のアクセスランプも点灯、変換番長PRO内蔵モデルのアクセスランプが消灯時はX68030(CZ-500C)/X68030HD
(CZ-510C)本体のアクセスランプも消灯となり、本体アクセスランプの目的に合った動作とすることができます。
なお、変換番長 Final Edition 内蔵タイプやSCSI2SD(V5.1)では使用しません。

(6)本体アクセスランプ点灯信号出力ピン
変換番長(内蔵用)/SCSI2SD(V5.1)からの本体アクセスランプ点灯信号を出力します(落札者様にてはんだ付け作業が必要です)。

(7)マウンタ
加工済アクリル板(2mm厚)、なべネジ(4個)、スペーサ(4個)、ナット(4個)、トラスネジ(3個)
加工済アクリル板(2mm厚)上で、変換番長(内蔵用)/SCSI2SD
(V5.1)の取付穴の位置を、X68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)内部のマウンタ取付位置に変換します。

(8)取扱説明書(ver. 5.3, 全20ページ)
随時更新しております。前記のマウンタを使用して、変換番長(内蔵用)/SCSI2SD(V5.1)をX68030(CZ-500C)/X68030HD(CZ-510C)に設置するところから始まり、各部の接続および変換番長(内蔵用)/SCSI2SD(V5.1)からHuman68kを起動できるまでを詳しく説明しております。したがいまして、SHARPの純正のマニュアル等をお持ちでない方でも、ご理解いただける内容となっております。
また、SCSI機器を接続する際に疑問となり得るターミネータの設定・IDの設定・機器の接続順序等に関し詳説しております。当時のパソコンにはPnP(Plug and Play)が搭載されておらず、ハードを増設・変更する際には、正しく接続するだけでなく正しく設定(ジャンパーや添付ユーティリティ等による)するのが必須でした。特に、ターミネータなど電源系の設定を誤ると回復能なダメージをハードに与える恐れがあります。この点は本書中においても警告しております。X68―Win相互間のデータ交換についても概説しております。
さらに、確実に動作させるための重要な情報源と考えておりますので、「私の環境における動作確認結果」を掲載しております。これを参照することで、挙動がおかしい場合でもある程度はトラブル対応可能と思います。取扱説明書は落札いただいた際、その時点での最新版を同梱致しております。
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